柳原白蓮
明治18年10月15日生まれ。柳原前光(さきみつ)の次女。実母は東京柳橋の芸者良(りょう)。佐佐木信綱にまなぶ。北小路資武(すけたけ)と離婚後,九州の炭鉱王伊藤伝右衛門と再婚。「筑紫の女王」とよばれた。宮崎竜介と恋愛,大正10年家をさる。その間の4年「踏絵」を発表し,情熱的な作風が注目された。昭和10年から「ことたま」を主宰。戦後は平和運動にもかかわった。昭和42年2月22日死去。81歳。東京出身。東洋英和女学校卒。本名は宮崎燁子(あきこ)。小説に「荊棘(いばら)の実」。
名取春仙
明治19年2月7日生まれ。久保田米僊(べいせん)に師事する。明治40年東京朝日新聞社にはいり,夏目漱石(そうせき)の「虞美人草(ぐびじんそう)」「三四郎」などの挿絵をえがく。ほかに森田草平の「煤煙」,長塚節(たかし)の「土」などの挿絵で知られる。昭和35年3月30日死去。74歳。山梨県出身。本名は芳之助。別号に春僊(しゅんせん)。
詳細 | サイズ | 状態 |
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紙本 肉筆 | 全体 1885㍉×305㍉ | 表装済 |
杉箱 | 本紙 1130㍉×205㍉ | 虫穴修復有 |